不動産として一戸建てを購入するには

不動産としての土地と建物の購入には、物件によって差はありますが、数千万円は必要となるでしょう。
特に、土地については、その立地によって金額にかなりのばらつきがあります。
駅などの公共交通機関からの距離や商店街からの距離、幹線道路からの距離によっても違ってきますし、その地域内においても、道路に面している方位や隣接との高低差などによって価格が違ってきます。
一方で、建物については、新築の一戸建てであれば概ね金額は決まってきます。
もちろん、住宅メーカーや建物の面積によって変わりますが、ある程度、グレードを調整したりすることによって、手持ちの資産にみあった建物にすることができます。
いずれにしても、住宅資金としては、4000万円程度が必要になりますので、通常は住宅ローンを組むことになります。
ただ、現在は低金利時代ですので、かつてに比べると、金利はかなり下がってきていますし、国の政策によって、住宅ローン減税もなされていますので、負担は軽減されています。
住宅ローンについては、土地と建物という大きな担保があるので、低い金利で融資を受けることが可能なのです。
平均寿命について
新築一戸建てを購入するための資金を考えた場合、借家に住み続ける場合と比較することがよくあります。住宅購入の平均年齢が約39歳といいますから、平均寿命から考えると後50年くらいはその家に住むことになります。
月8万円の家賃を想定した場合、50年間で支払う家賃は4800万円になります。
ライフスタイルの変化に伴って借りる家が変わってきますから、一概には言えませんが、新築一戸建てを購入する場合と同程度の家賃を支払うことになるようです。
臨機応変に住居を変えたり、早く死んでしまう可能性等を考えると借家に住み続けた方が気楽かもしれませんが、不動産を購入することは、一つの資産を所有することになりますから、その時点時点の金銭的なものだけで比較することはできません。
特に、新築の一戸建てを購入することは、一国一城の主としてその地に根を下ろすことになるわけですから、家族一人一人にとっても、その地に落ち着くことができて安心することになります。
また、アパート等に比べると当然部屋数も多く広くなりますし、使い勝手も良くなりますから、その快適性はお金に換えられるものではありません。
借家に住み続けることで得られる経済的なメリット以上のものが新築一戸建てにはあります。
【参考】